<毎日新聞>犬の殺処分2年連続ゼロ 札幌市「命守る努力続ける」 ボランティア団体協力、譲渡率が向上 /北海道


札幌市の犬の殺処分が2年連続でゼロだったことが、同市への取材で分かった。市は3月、子犬や子猫を親とともに育てる目標期間を盛り込んだ全国初の条例も公布。2014、15年度連続ゼロの達成理由について、市動物管理センターは「市民の動物愛護意識の向上」などを挙げた上で、「これからも命を守る努力を続け、人と動物が幸せに暮らせるまちづくりを進めたい」と3年連続ゼロを目指している。
 環境省によると、14年度は全国で2万1593匹が殺処分された。札幌市は、統計を始めた1972年度に1万545匹を殺処分。同年以降の殺処分数は年々減少し、10年前の06年度は779匹を保護・収容し、このうち275匹が殺処分された。15年度は234匹を保護・収容。全頭が飼い主の元に戻ったり、新たな家庭に引き取られたりした。
 2年連続ゼロの理由について、同センターの高田泰幸係長は「ボランティア団体の協力により、譲渡率が向上している。これまで引き取り手が少なかった成犬や病気の犬の最期をみとりたいと言ってくれる人も増えている」と説明。悪性リンパ腫のミニチュアシュナウザーや下半身不随のミニチュアダックスフントを引き取った人もいたという。
 このほか、収容期間を7日間から無期限に延長したことや、13年9月の改正動物愛護法施行に伴い、行政側が引き取りを拒否することも可能になったことを理由に挙げる。
 猫は14年度534匹、15年度48匹が殺処分されており、市は犬の3年連続殺処分ゼロとともに、猫の殺処分ゼロも目指し、啓発活動に力を入れていく。さらに、北海道大や酪農学園大と連携し、保護・収容した犬の健康管理を行った上で譲渡する取り組みも今年度から本格的に実施していく予定。
 同センターは平日のほか、4〜11月の第2、第4土曜日にイベントを開き、犬猫と飼育希望者の出会いの場を作っている。問い合わせは同センター(011・736・6134)。【藤渕志保】
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記事中のボランティア団体とは主に『認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会』だと思われます。
今後もしっぽの会さんの活躍を応援していきます。

 余談ですが、札幌近郊では保健所に持ち込まれる犬が多かった。その原因の一つが「わ○わ○救○隊」(伏せ字です)という詐欺?まがいの個人ボランティアと言われています。10年くらい前から度々ローカルメディアには問題として取り上げられては居たものの、あくまで「ボランティア=善意」という図式で、見過ごされています(今でも!)。
 この個人ボランティアが何をしているかというと、

保護した犬を”放置して”繁殖させてる(勝手に繁殖してる)。

確かに最初は善意だったのかもしれない(本人のコメントも、知らぬ間に誰かが捨て犬を投げ込んで行くから増えたとのこと)。しかし、保護したからには責任を持って管理するべきです。
この個人ボランティアは対策をしようとしてません。
それでいて捨て犬の保護ボランティアをやめる気配もありません。出来ないなら活動を中止するべきです。

しかも、増えすぎて困ると保健所に持ち込むという保護する気無しの保護ボランティア。


このオッサンが放し飼いしているせいで繁殖した犬を保健所に持ち込む

しっぽの会が引き取る(飼い主を探す)


これを繰り返しているのです。
行政としても、飼い犬の去勢を強制させることは出来ないとのことで、オッサンの放し飼いを止められない。山奥だから近隣迷惑も出ないし。

このニュースの裏側にはこんな事情があったようです。